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ゲームと数学や理科の関係を考えよう!

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ソニー・コンピュータエンタテインメントによる数学や理科の授業

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)とNPO法人企業教育研究会が協力して行っている出張授業「ゲーム制作と数学/理科の意外な関係」が京都府内の中学校3年生を対象に行われた。
 授業は、ゲーム制作に数学(関数)や理科(運動と力)がどのように使われているのかを、実際にゲームを用いながら学ぶ内容だ。

ゲームのどこに数学が使われているの?

 授業の導入では、「サルゲッチュ」のゲーム画面を見せ、ゲームはプログラミングで動いていることや関数が使われていることを紹介。また、月の上を動くキャラクターを見せながら、「このキャラクターは、一定の決まりで動いているのですが、どんな決まりか分かりますか?」と質問。生徒が考え込む様子を見て、動いているキャラクターに足跡(軌跡)を付け、背景を座標平面に切り替える。すると、生徒からは「あー、比例の動きだ!」「y=2xの式だよ!」という声が上がった。
 バナナをとるための関数を考えよう!その後、生徒は、座標平面上に置かれたバナナをたくさん取るためのキャラクターの動き(関数の式)を考えた。平面上には、キャラクターの進行を邪魔する大きな石も置かれているため、石にぶつからないよう、生徒は工夫しながら関数を考えていく。答えは、生徒が考えた関数の式をプログラミング画面に入力し、キャラクターを動かして確認をした。

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ゲームのどこに理科が使われているの?

 次は、理科の時間。今度は「みんなのGOLF5」のゲーム画面を見せながら、どこに理科が使われていると思うかを質問。ボールの転がり方や飛び方、さらにキャラクターの服や髪の動きに、作用・反作用、摩擦、重力といった理科が使われていることを紹介し、数学だけでなく、理科もゲーム制作に大きく関係していることを説明した。授業のまとめでは、ゲームプログラマーがビデオで登場し、ゲーム制作には中学校で学ぶ数学や理科がとても役立っていることを紹介した。
 授業を受けた生徒は「ゲームプログラマーの仕事に興味があるので、数学をもっと勉強しようと思った」「キャラクターの髪や服のゆれにも理科が使われているなんて、ゲームの見方が変わった」と楽しそうに話していた。

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